コンテナ(SF短編)


こんな夢を見た。


私が住んでいる惑星は、銀河系のはじっこの、田舎中の田舎だった。
大型のコンテナ宇宙船が時折やってくる以来は、
私たちは砂漠と高地だけでできた惑星で、細々と暮らしていた。

幼馴染がいた。
彼女とは、よくコンテナの中で遊んだ。
時折近所に停泊しているコンテナ宇宙船の中は、
ブルーライトが灯る、階段や隠れるところ、上り下りができる不思議な機械、子供の私達にとってはかっこうの遊び場だった。
私と彼女は、そこでかくれんぼをしたり、ずっと話し込んだり、はたまた鬼ごっこをしたりして遊んだものだった。
時がたち、彼女も私も成長した。
それでも、遠くかなたの惑星からコンテナ宇宙船は行ったりきたりしていた。

ある日、彼女はコンテナ宇宙船の中で、首を吊って死んだ。
彼女の体を、ブルーライトの光が照らしていた。
よく覚えている。

私は、「彼女を殺した」ということにした。
なぜなら、私達の惑星では、自殺は最もタブー視されるものだったからだ。
私は、そっと彼女の体に触れ、首からロープを外した。
ハイテクなコンテナの中で、ロープだけが時代遅れの歴史品に見えた。
こんなにも科学は発達したというのに。
彼女は何でこんなもので命を絶ってしまったのか。

私は、ロープを持ったまま、彼女を殺したと言った。
遠くから、宇宙警察がやってきて私を捕まえた。
警察は、何か言いたげだったが、私を連れて行った。


どこかの惑星の周りを、人工衛星のように拘留所はまわっていた。
美しい青い惑星をバックに、所長が言う。

「君は、ここで刑期を受けてもらう」
所長は、私にとある惑星のデータを見せた。
「荒くれどもの集まりの惑星だ。おいはぎ、指名手配犯、詐欺、何でもある」
生きるか死ぬかは、君次第だ。
と、所長は言った。



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EVEとかやってるからこういう夢を見る。
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時雨屋

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