出たな!顔のない肖像画!またお前か!!!


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「これが・・・これが「顔のない肖像画」?」

「そう。
あのスカーとやらは特に感想はいってなかったが、
君にはわかるだろう?
この女性の素晴らしさが。」

「すごい・・・。
本当に、顔がない・・・!」

「ボクたちは
『ないもの』のそこに、何かを見るんだ。
この女性は、
微笑んでいるようにも見えるし、
泣いているようにも見えるし、
怒っているようにも見える。
だけど、彼女は心の奥底で、
ある時は号泣し。ある時は激怒し。
ある時は高笑いした・・・。
ボクには、そんな顔に見える。」

「…。
不思議な絵だね。」

「ボクにはね、
この絵の女性が時々、自分の父親に見えるんだ。」

「父親に・・・?
この絵は、女の人を書いた絵だよ?」

「父と、この女性は良く似ているんだ。
もちろん、性別も、髪の色も、体型だって違う。
でも…。
父にも、彼女にも、
やっぱり顔がなかったんじゃないかなぁ。」

「顔が、ない?」

「本当の表情を見せてくれないんだ。
泣いているのか、笑っているのか、怒っているのか・・・
それすらわからない。
自分を押し殺して、押し殺して、押し殺して、
ずっとずっとずっと笑っていたんだよ。
ボクは・・・
それに気づくのが、遅すぎたんだ。
この女性は、キミにも似ているね。」

「私にも?」

「キミはいつも笑っているね。
でも、ボクはそんな作り笑いをずっと見てきたからわかるんだ。
キミのそれは、道化師の笑い。
舞台で作る作り笑いの笑顔だ。
キミの本当の顔は、
一体どんな顔なんだい?」

「…。」

「そしてそれは、ボクも同じことさ。
ボクと父は良く似ている。
きっとボクにも父にも顔がないのだろう。
ボクはいつも思うんだ。
鏡に映った顔は、本当の顔なのかなぁ。」




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毒薬のシルエット7章ラスト、ボツ文章。
どうでもいいけど、会話型の文章で説明を長くしたり、片方の人物の意見を長々といわせたりすると、
相手の話を聞く役の人の政府が全部
「つまり…どういうことだってばよ?」になるジレンマ。

ルナさんの表情グラ、システム処理上は全部「ルナ-普通顔」です。
口角は上がってますが、実は本編中ルナさん全く笑わってない。
だがしかし、最終章では…。


それでは。

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