毒シルあとがき的な何か(※長い)


はい、ということで毒薬のシルエット感想。
核心的なネタバレ部分は伏せておきましょう。
腐っても推理小説もどきなので。

たぶん本当の「作り終わってからの、作者としての全体的な感想」
は、あと3ヶ月ぐらいたたないと見えてこないんだけど、
作り終わった直後の感想は今しかかけないのでかいてみる。

場合によってはちょっとネタバレかもしれない。
折りたたんでおきます。


通しデバッグして思ったんですけど、
細部はガン無視するとして
プロットとしてはものすごく良くまとまってると思います。
よくあのスケールの話を8章で収めたな。

初期は、ふせんとかにストーリーのアイディアを書いて
はったりはがしたりしてたんですよ。超アナログ。
ルナさんの衣装も、夫人向けの雑誌とか女性向け雑誌見て相当勉強した覚えがあります。
女性の服ってすごく難しいね。
さりげなくファンタジーにして、なおかつ時代遅れじゃないようにするのはとても大変。

対するスカーさん、服のネタにほんとに困ったので、
最終手段として私の普段着を着せています。
黒タートルはとても好きです。あとワイシャツ。
あの人、スーツとか襟付きの服着せると、とたんにマフィアになるんだよね…。
まぁそういう風にデザインしてあるんだけど。
あと、らくがきでスカーに着物着せたことがあるんですが
びっくりするぐらい似合わなかった。
肩幅あるとああいう風になるんだろうな。笑った。

ルナさんが主人公の物語は、
普通に私が小学生のころに書いていた漫画がモデルになっているという
末恐ろしいコンセプトです。
その頃は普通にルナさんやってて、
アランが「年老いた母親のいびきがすさまじいから睡眠薬くれ」見たいな話。
森に材料を取りに行くルナさん。謎だった。
なんか、カッコいいボディーガードとか登場させようとして投げた思い出がある。

で、確か記憶としては
LadyGagaのBad Romance聞いたあたりで
スカーさんというキャラを思いついたはずです。
その頃は正体も何も考えてなかった。

で、最初はこの二人のイチャラブ小説書こうと思ってたんですが
びっくりするぐらいルナさんがデレなくてお蔵入り。
これが2010年ぐらいかな。

で、しばらくたって、
リーガル・ハイシャーロック・ホームズの冒険あたりの影響を受けて
連載ものの探偵小説が書きたくなります。
しかし小説をいくつか書いたけど、
なんかグラフィックが欲しくなりしばらくお蔵入り。

ペンタブを購入し、「立ち絵描いたらペンタブになれるかな?」
という不純な動機で製作開始したのが毒薬のシルエット。
フリーゲーム春展が開催され、1、2章が完成した時点で
8章全てのプロット、人物の正体、伏線、全部考えてあったので、
たぶん実際に製作してた期間(1年)よりも、
話を考えてた時間が長いという末恐ろしい作品。

だがしかし、3倍時間をかけたからと言って
3倍面白い話にならないのが創作の面白いところ。
まぁ、時間掛けた割には、それなりには面白いはず。
面白いはず…。これだけかけて面白くないとか言ったら死ぬしかない…。いや死なないけど…。

で、ルナさん自体はcolor:clearにそもそも出演していたので、
そのあたりのお話になりました。



ルナさんとシャンさんとは古い友人って言ってますが、恋人ではないです。
どっちかっていうとお母さんと子供。おばさんと知り合いの甥っ子みたいな。
ルナさんのほうが年下なんだけどね。
シャンさん、世界最年長になってもバブみ年上の包容力のある女性を求めてしまう悲しい性。

シャンさんに化粧を教えたのはルナさんです。
髪の巻き方、髪の毛の染め粉、さらには瞳の色を変える薬まで開発してくれるって言う
とっても親身になってくれるルナさん。
シャンさんの正体を知っている数少ない人間の一人でもあり、
なおかつシャンさんもルナさんの正体を知っている数少ない人間の一人。
お互いがお互いに大事に思っている。


5章のシャンさんの台詞によく現れてますね。
「私、ずっとルナちゃんと友達よ。ルナちゃんが男でも、女でも、
人間でも、人間じゃなくても、人殺しでも、人殺しじゃなくても。
だから、アナタもそうであったらいいなって思ったの。」

この台詞大好き。
シャンさんは、ほっといてもいい感じのこと言ってくれるから好き。
お前も男女恋愛とか性愛以外の感情あってよかったな。ほんとに。
シャンさん、ほんとに「倫理観」というモノがなくて、
「宗教」で強固に補っているというキャラです。
なんかがんばれ。



シャンさんの話が出てきたのでキャラクターの話。
ちまちまネタバレ。

ルナさん。
髪の毛が茶色いのは「どんな服ともあわせるため」なのであんまり深い意味がない。
瞳の色も一緒。
海外では「瞳の色と一緒の色の服を着るのが似合う」って言われてるらしいですね。
しかしシナリオをツクってると気にずーっと思ってたんだけど
ルナさん鈍すぎだろ…!
気づけよ!!!なんで気づかないんだよ!!!

あと、ヒロインとしてはあんまり魅力的じゃない気がする。
全く恥らわないし。スカーの裸見ても完全スルー(計2回)だし、
ツンデレでもなければヤンデレでもない、
お姫様抱っこされて「重い」って言われても流しちゃうし。
だが、そこがいい。
ルナさん好き。「ぼくのかんがえたさいきょうのじょせい」見たいな感じ。



お次。スカー。
ネタバレ。
初期設定だと、本当に「国王を殺した犯人」だったんですけどね。
どうしてこうなった。
color:clearで言うと、おそらくヴィゼールと同レベルの身長かそれ以上。
ふたりでハイタッチして欲しい。
最後のシーン、スカーもガチギレさせる予定だったんですが、
相手がアレじゃあなぁ…。たぶん息子か娘に向かってるような気分だったのでは…。
彼の家族はほとんど決めてないです。
奥さんいたはずなんですが、たぶんひとまわり、ふたまわり下の奥さんでは。
で、なんかもやもやしているうちに奥さん早いうちに(14.15の子供)なくなっちゃったのでは。
まだあんまり決めてないです。いないってことはないはず。

あと、スカーの年齢については
40代想定だったんですが、「こんな40代いてたまるか」の私の声により、
30代に引き下げた後、「こんな30代もいてたまるか」になりました。
だが「こんな20代いてたまるか」でもある。
何歳なんだあいつ。
ちなみに、あんなことになる前の、回想用立ち絵も描いたんですが
なんか気に入らなくてボツになりました。
この人書くの難しいんだ。


アラン。
こういう子ホント便利。狂言回しと言うか、
なんかあんまりノリ気でない主人公の元に事件を持ってきてくれるタイプ。
アラン・サータスウェイト。
父親が貿易商であり、5章でスカーが推理している通り、
1章の犯罪の原因の一つはアランの父親だったりもする。
アランは、父親を見て「こういう奴にはなりたくないなー」としょんもりしているはずです。
まぁ、貿易とかの勉強は父親から教わっているはずですが。
アイリスちゃんと結婚するときもひと悶着あるだろうな…。
かけおちでもいいけど。


アイリス。
おとなしいニンゲンなわけではないです。
ただ、「自分より身分が上」とか「自分より年上の人間」がいて、敬語になり自己主張をしないと
ああいう感じの女の子になる。
同年代の女の子の中なら、もうちょっとキャピキャピしてそう。
そしてパリアッチ。


ハーヴェリアス。
なんでこのゲームに出てくるのかと言うと、たぶん深い理由はないです。
「探偵者といえば怪盗だよね!!」
というアレにより登場が決まったキャラ。
言動がいちいちサドサドしいんですが、たぶん参考に読んでたネウロの影響では。
あとボクっ子作りたかったの。
あと、この子はスカーさんと会話させるととても楽しい。
あの二人の会話シーンは、書いててとても楽しかった。
しかし、スカーさん、場合によっちゃ親と子供ぐらい年齢はなれてるのに
ここまで手玉に取られるってどうなのよ…。

シーザーさん。
ハーヴェさんの執事ね。コイツ台詞なかったんだけど出番結構増えたね…。
ちなみに同姓同名で同一致人物がHalloweenBloodに出てくるので
覚えておくと楽しいかもしれません。

シャイア。
最終章の立ち絵差分は、ほんとに初期(体験版公開時)に描いたため、1年ずーっと使いたかったのです。
しかし、通常立ち絵に剣を描き忘れたが故に「その剣どこから出したの?」状態。
どうでもいいけど、この人の台詞書くのホントにめんどかった。
私の知らない敬語ばっかり使うんだもん。
何回辞書引いたことか…。



では、長くなったけど最後に
楽屋裏では公開しなかった「アガサ・クリスティー」本編のネタバレです。
トリックの元ネタ集。
元ネタ先に読みたいよって方はブラウザのバッグボタンを押しましょう。



さて。


1章「傷の男のプロローグ」。
元ネタは「謎のクィン氏」にでてくる「空のしるし」っていう
短編のトリックをもらってきています。
ちなみに、名のない司書と閑話休題の装備品で「シルヴィアの剣」っていう
「空の印を見つめる女性」っていう剣が出てくる。どうでもいい。

2章「幽霊は銃を持つ」。
同じく、「謎のクィン氏」の「<<鈴と道化服>>亭奇聞」の短編が元ネタ。
個人的には、全章の中でこの章が一番無理がある気がする。
いや、元ネタじゃなくて私の改変が。

3章「髪切り魔」。
これ元ネタ言っていいのかな。
「蒼ざめた馬」が元ネタですね。
ちなみに、髪切り魔ってのは実際に日本で噂されていた妖怪の名前です。
どうにも、化粧の「おしろい」に鉛が入ってたみたいで、
そのせいで鉛中毒で髪の毛が抜ける人が結構出てたみたい。

4章「にゃんにゃん同盟」
元ネタ?ないです。
タイトルの名前はシャーロックホームズの「赤毛連盟」。でも内容何も関係ない。

5章「ルナとは誰か」
まぁ、アガサクリスティーリスペクトなら絶対やりたかった。
犯人はXX的な。
あとは、スリーピングまーダー的な何か。
「終わった事件を掘り返す」的な。
それにしても、この章からのシャンさんの怒号の出番である。

6章「汝暗殺者なりや?」
舞踏会もやりたかったんですよ。だって主人公衣装変えられるんですよ?やるしかない。
ゲームルールとしては「汝人狼なりや?」でしょうか。
ただここ、モブのドット絵打つのが無茶苦茶大変だった記憶しかない。

7章「対決!怪盗ハーヴェリアス!!」
ということで、女騎士も真っ青の即落ち二コマでルナさん捕まってますが
まぁいいんじゃないの?
ここまでの章で、スカーの正体はいろいろ匂わせてきたけど、この章の最後で回収します。
ただし、プレイヤーの推理が追いついていない場合
「唐突にでてきたでしゃばりなキャラが全部持っていく」ということに…。
仕様です。

最終章「踊る心臓」
タイトル元ネタはシャーロックホームズの「踊る人形」。
内容の元ネタは…あんまり、ないかな…。
ただ、シャイアの付きのメイドが台本にないのにペラペラしゃべりだしてびっくりした思い出が…。
(サブキャラなどの会話は基本テキストに書き出さなくてその場のノリで書く)



さて、長くなってきたのでこの辺で。
もう長編ADVとかぜってえつくらねえ。大変だったもん。
…と言ってる割には、ゲーム作り終わるたびに「絶対次回立ち絵なんかかくもんか」と言っているのでお察しください。
次はどんなゲーム作ろうかな。

それでは。
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