ユーラルームの台詞元ネタメモ


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とゆーことでフリーホラーゲーム「ユーラルーム」が完成、公開されました。

台詞元ネタを全部さらして見ます。
「続きを読む」からどうぞ。ちょっとネタバレです。





冒頭台詞

「いかにも!私は友人の頭に、6発の弾丸を撃ち込んだ~…」
・ラヴクラフト「戸口にあらわれたもの」冒頭文。

「~…なおも、ああ…なおも、止まったままだ…~」
・ポー詩集「大鴉」より。ここらへんはだいぶアレンジしている。
 本来は死体描写ではなく、鴉の描写。



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以下、ユーラルーム台詞



「永遠に捨てられ、永遠に忘れ去られる――」
・魔笛「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」より。
 通称夜の女王のアリア。こんなクッソ高い音域を鼻歌してるユーラルームさん(以下、ゆらるん)はちょっとおかしい。

「どうして主よ―このような報いを―――お与えになるのですか?」
・プッチーニ「トスカ」よりアリア「愛に生き、愛に生き」より。
 トスカ主人公の攻撃力はオペラの中でも屈指な気がします。ナイフ装備するよ。
 おそらく地下暮らしのゆらりってぃは、「主」が何なのかよくわかってない。

「飛んでいってしまった小鳥さん私の望みをかなえてよ―――」
・喜劇「こうもり」より、幕の袖からいきなり歌われる変わった何か。(本当は『小鳩ちゃん』)
 ちなみに男性用(テノール)の歌。ゆらるんの音域どれだけ広いんだよ。

「私達、今日豪邸に行くのよ。そこでおしゃれで素敵なことがあるの。」
・同じく「こうもり」の台詞から。妹から来る手紙を読み上げる場面。
 たぶん直前に誰かが練習してて、ゆらるんが覚えてしまったのでは。

「手には指輪。額には花飾り…」
・ポー詩集「花嫁のバラード」より。
 恋人が戦争で死に、別の人と結婚した、割と気が狂ってる花嫁さん。しあわせしあわせ。

「ああ、飛び去るのよ!いっしょに飛び去るしかないのよ!」
・ポー詩集「ユーラルーム」より。
 詩に出てくる「彼女」は、翼が生えている。でもしょぼーんとして翼がだらーんってなってる。

「一人のだらしない男が死んだのだ~…」
・マザーグースより。

「お母さんが私を殺した。お父さんが私を食べてる。」
・マザーグースより。
 ここまでの流れは支離滅裂。ここからの流れも支離滅裂。

「誰だだと?バカげたことを~…」
・エドワードの指摘どおり「魔笛」のパパゲーノの台詞から。
 ってかゆらるん、恐らくフランス語と英語とドイツ語がごっちゃごちゃである。
 エドワードもよく聞き取れて返せるな…。流石エリート…。

「そうとも、今夜は、希望と美の麗しい予言が~…」
・以下、ポーの「ユーラルーム」。
 この詩は、よく読むとこのゲームの全体像のネタバレである。まぁ元ネタだから…。

「生きるか死ぬか!それが問題だ!」
・有名なシェイクスピアの「ハムレット」から。
 原文は「To be, or not to be;that is the question」であるが、
 「Be」が彼のおじを殺すこと、すなわち「殺るか殺らないか、これが問題だ」みたいな訳もありえる。
 この訳でも以下の「どちらが高貴な心といえるだろうか―――死ぬこととは、眠ること」にも十分つながる。

「床の死体!鼻から顎に蛆虫が這っている!」
・マザーグースより。蛆虫で反応したらしい。

「エドガー・アラン・ポー」
・言わずもがな、アメリカの小説家の名前。Edgar Allan PoeなのでEdwardのEDしかあってない。

「エドモン・ダンテス」
・デュマの「巌窟王」の主人公の名前。Edmond Dantesなので、やっぱりEDしかあってない。

「エドマンド・スペンサー」
・詩人の名前。Edmund Spenserなので、
 やっぱりEDしかあってない。ED。ゆらるんに悪気はない。

「虎よ、虎よ、赤々と燃える!!」
・ウィリアム・ブレイクの詩。
 TYGER! Tyger! burning bright.英語で音読すると楽しい。

「私には明るすぎる……明るすぎる……」
・同じことを2回繰り返すのは「ハムレット」の狂気。

「大差はない、大差はないのだ」
・同上。

「人は罪深いものです――さあ、そんなにわめかないで!~…」
・以下、ゲーテ「ファウスト」の「魔女の厨」の台詞をつまみ食い。

「時の子宮にはたくさんの出来事があり、それが次第にこの世へと生み出されてゆくのだ」
・エドワードの指摘どおりシェイクスピア「オセロ」より。なんかえろい。

「戸を閉めろ、静かな夜に~…」
・ゲーテ「ファウスト」より。本来は酔っ払いの男が歌う歌である。

「これが世界さ。上がったり、下がったり~…」
・ゲーテ「ファウスト」より。ガラスの玉を見ながら猿が呟く台詞。

「さあ、橋を渡って森の中に入って、小さな橋の左手の池の中!~…」
・ゲーテ「ファウスト」より。嬰児を殺して気の狂ったグレートヒェンの台詞。
 嬰児殺害方法は「池に沈めた」らしく、「浮かび上がろうとしてまだもがいているのです!」の台詞ででちょっとゾッとする。





■以下、グッドエンド台詞。
ここからは、ゆらるんが彼女自身の言葉でしゃべることが多いが…。

「『ドレスを奥様からちょっと拝借してお洒落して来てみない 』」
・オペラ「こうもり」の手紙の中の台詞。
 作中に、メイドが奥様のドレスをパクってパーティーに参加したら奥様と鉢合わせになるシーンがある。
 ちなみにユーラルーム、役者の着替えシーンを覗き見しまくってたので着付けと化粧方法はバッチリ把握しているはずである。

「人類最高の力である知恵の力を、軽蔑したいというのなら軽蔑するがいい!!」
・ゲーテ「ファウスト」より、メフィストフェレスの台詞。
 読んだの中学生の頃だったけど、このせりふで一応ちゃんと勉強しようと心に決めた。

「問おう、~…」
・貴方が私のマスターか。別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう。

「君が私を信じると同様に、私も君を信じよう。」
・元ネタなし。つまり、「君が私を信じないのなら私も君を信じない」である。

・「救われたのだ」
ファウスト1部、ラストの台詞。
嬰児を殺してしまい、気が狂ったグレートヒェンに拒絶されたファウストに対し、
悪魔メフィストフェレスが「とうとう裁かれおった」と呟く。
その後、誰の台詞でもない天からの声「救われたのだ」という台詞が聞こえる。
ここのシーンがすごく好き。





■メモ

・エクストラルームはオペラ「こうもり」の1シーン。
 アデーレに扮したユーラルーム、アイゼンシュタインに扮した例の先輩、こうもり博士に扮したエドワードである。
 サロメのシーンにしようかと思ったけどやめました。怖いから。(生首もってわーい!って言ってるオペラ)

・なお、死体は廊下に出しっぱなしで踏まれまくってるのを不憫に思った彼女が移動させた模様。

・彼女の目は長年の地下生活で丸く、大きく、日光を浴びないせいでビタミン不足、びっこを引いて歩く、
 壁や床をを這うように四つんばいであるき、髪を振り乱したすがは彼女自身も「蜘蛛」のようであった。
 そのくせ舞台に立てば背筋をしゃんと伸ばして、堂々と歩いた。



■メモのメモ
(ネタバレです)

・死ぬほど指摘されたんだけど、初回大蜘蛛登場時、エドワードとヴィクターがまったくと言っていいほど無反応なのは伏線のつもり…なん…です…

・タイトルランダムは、一番最初に銃弾で扉を開けてから。クリア後は、スチル閲覧でランダム設定を変えられる。

・ちなみにタイトル画面は全32種類。頭おかしい。

・ロゴは「水仙」(ナルキソッス)のつもりで作ったけど、アレこれ睡蓮じゃん。

・バッドフラグを立てて、片方が消える部屋に入り、「アレ」を調べると…。ちなみにヴィクター君のときは特に反応なし。

・自室へ戻るときの、階段近くの掲示板の元ネタは「吸血鬼さんは男色家。」の登場人物。

・ヴィクター喫煙エンドがあるが、彼はたぶん16歳ぐらい。フランスでは喫煙の年齢制限はないらしい。




■エンドモチーフ集
(ネタバレ)


ノーマルエンド
・ナルキソッスとエコー
ギリシャ神話元ネタ。すごく報われない感じ。

バッドエンド
・アウトサイダー
ラヴクラフト元ネタ。精神病院END。鏡を見てSAN値チェック。
また、「ミザリー」が元ネタ。(こういうシーンがある)

・芝居の終わり
「ひでえ1日だった」はブラックラグーンにこういう台詞がある。ただしシガーキスシーン。
未成年にタバコ吸わせるのすげえ抵抗があったんだけど、たぶんこの5秒後ぐらいに死ぬ。
悟っちゃってる。最後の一服。
…のつもりで書いたけど、この後生きのびるのもいいと思います。
ニュアンス的には「金閣寺」モチーフか。いきねば。

グッドエンド
・俳優の休日
ローマの休日END。見たことないからわからんけど。
ちなみにラストギミックは、やっぱり「オペラ座の怪人」モチーフです。






それでは。
気が向いたらエドワードグッドエンドも追加します。

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