ゆらるむあとがき的な何か


Ulalume-Rosetti.jpg


ユーラルームが公開されました。

というコトで、リリース直後の感想メモ。
出来立てほやほやのときに感想書くのと、
公開してしばらくたった後に感想書くのってやっぱ違うし。


ということで、ちょろちょろネタバレします。











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ある日。
時雨屋は自分の部屋へと帰ってまいりました。



嫌なことがありました。
とても、嫌なことがありました。
もう、すっげえ嫌でした。
その時は、もはや幸せなんて、この後二度と存在しないような気がしました。

いえ、幸せがあることは知っていました。
この先の長い人生、小さな幸せがたくさん、そして大きな幸せがあることも分かっていました。
だけど、嫌なことも。
今この嫌なこと、それから今感じている以上の、もっと嫌なことも、
この先の未来に存在し、存在し続けることがわかっていました。

ああ、全てが嫌になってしまいました。
もう何も耐えられないと思いました。

その日は特に、眠れない夜をすごしました。
耳の奥で頭は冴え渡り、
うとうととするたびに、嫌なことがフラッシュバックします。








次に目を覚ましたのは、休日の昼間だったと思います。
曇天で、今年は特に天気が悪かった。
気圧は低く、鬱々とし、一晩寝たぐらいじゃその「嫌な気分」は晴れませんでした。
ただし、昨日の夜ほど、ガツンと「嫌な気分」ではありません。
ただ、じりじりと、胸の奥に、沈殿物のように「嫌な気分」が累積していることがわかります。

昨日は結局お風呂に入らなかった、と
私はシャワーを浴びに風呂場に向かいます。
曇りの昼間の日に入る風呂場の雰囲気というのは独特です。

シャワーの栓をひねると、まず出るのは冷たい水。
次に熱過ぎるお湯。そして、ようやくちょうどいい温度のお湯が出てきます。
私はこのポンコツシャワーの特性を理解しているので、栓をひねった後に服を脱ぎ始めます。

電気をつけずとも、窓の光で明るい風呂場。
ここの壁のタイルはすべらかで、デコボコがありません。
シャワーの水で濡れた壁は、出来の悪い鏡のように、私の姿を映していました。
もちろん、反射であることはもちろん認識します。
しかし、その時私はこう思いました。

「あれ?こいつ誰だろう?」



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Ligeia-Clarke.jpg




ホラゲ作るに当たって、
「怖いこと」って一体なんだろう?とよーーーーく考えたんです。

まず、鬼役を考えてみたんです。
私が一番怖い化け物。

蜘蛛ですね。
普通に触れるし、普通に潰せる。
だけど、顕微鏡で蜘蛛見たときは本当に怖かった。
気持ち悪かった。ああ、小さなこんな虫にもこんな細かい毛が生えているんだ、
見てよこの牙、もしコイツが、このサイズになって襲ってきたらどうしよう?


小さな動物を見て、考えること。
「もし、これが人間だったらどうしよう?」
虫を潰すとか。
骨も砕けてぺっちゃんこ。

魚の3枚おろし。
人間だったら、考えたくもない。

ねずみの解剖。
固定は、針で手足を板とかに貼り付けるんですが、
人間だったら。考えたくもない。

白魚の踊り食い。
考えたくない。

子供がよくやってる残酷な遊び。
虫の手足を引きちぎる。
思考停止。

ということで、置き換えてみました。
虫の部位を、人間に。


設定としては、
一応、同時代で存在した事件「ジャック・ザ・リッパー」が持ち去った臓器を
縫い合わせて造られた人造怪物?見たいな設定があったんですが、
この設定造っちゃうと「じゃあ根本叩かなくていいの?」って気分になったのでお蔵入りになりました。
あとジャックザリッパーイギリスで、この話フランスの話だからね。

でもなんか幻覚説のほうが楽しい気がする。
事故死した治安隊の死体みてたら気が狂っちゃった主人公ちゃん。
脳みそとかはみ出てる死体を見て怖くなっちゃって、見えないものが見えてる。みたいな。





20160922163313.png

キャラクター元ネタ集。

エドワードくん。
「戸口にあらわれたもの」の主人公がエドワードって名前です。
ちなみに作中でろくな目にあってません。
あとモデルの人物が実は「エドワード」って名前なんです。
衣装は映画の「オペラ座の怪人」で「仮面舞踏会」に出てくる、ファントムの衣装。
肩に赤い布かけてるんですよね。
瞳が黄色いのに特に意味はないです。
画面が青っぽい+服が赤なので、
三原色であわせるために髪と目が黄色っぽい。
どらえもんの法則です。

ヴィクターくん。
Vが付く名前が好きなんですよ!!!
コープスブライドの主人公が「ヴィクター」って名前だったりします。
あと、立ち絵はこの曲ずーーーーと聞きながら書いておりました。※ネタバレ

赤い布、こちらは不良みたいに腰に巻いています。
が、まぁ、なんていうか、
歩行チップを見ればわかるんですがこの赤い布、実は存在しません。
タイトル画面、スチルにも一切出てこなかったり。

二人について。
エドワードはヴィクターを心配して、ヴィクターはエドワードを疎んでいるように見えますが、
実は完全に間逆だったりします。
どちらにも、目じりに赤い化粧が付いているんですが、
エドワードは舞台化粧、
ヴィクターは二日酔いの酔っ払い、って設定があったり。
設定だけ。

20160915222334.png

ユーラルーム。
一回やりたかった。発狂キャラ。
会話が成り立たない引用ばっかりで「自分の言葉がない」「からっぽな」キャラ。
ただしソレをメインキャラのヒロインに持ってくるのが私クオリティ。

生い立ちは「オペラ座の怪人」のファントムそのまんまですね。
一応、親から付けられた名前に「レノーア」って名前があるはずなんですが
本人忘れている上に作中でも一切出してない。
いいところのお嬢様のはずです。でもアルビノってことで捨てられたか。

一応、グッドエンドだとだいぶ世間に露出するので「親」とひと悶着あるはずです。
まぁ、親がガン無視決めることもありえますが…。

外見モデル&イメージは皇妃エリザベートのアルビノver。
この家系は、近親にゃんにゃんで一応精神的な病気があるそうで。


エドワードとヴィクターの立ち絵はテストプレイ出した後に書き直したんですが、
なんか年齢イメージあがちゃってますね。
前は14才ぐらいイメージで書いたんですが、
シナリオと内面の葛藤を書いた後に立ち絵書き直したら
+2歳ぐらいになっている気が。
彼らは16歳ぐらいなのかな?
ちなみにユーラルームは14歳ぐらいかなー。






私が一番、作中で怖いギミックは、
最後の水路の、一人でしか入れない部屋です。
そこから出てきたときに、
「じゃあ、いこうか」って何事もなかったかのように合流する「もうひとり」。

おばけより、大蜘蛛より、どんなギミックより、
私はあそこが一番怖い。ほんとに怖い。

どうしよう?
私が部屋から出たときに、
「じゃあ、いこうか」って、
もう一人がドアの前に立っていたら?





それでは。
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