読書週間だから好きな本紹介するその1「ヘッセの読書術」


最近、なんだかんだで作者買いしちゃった本の「はじめに」に、こう書いてあります。

「僕の役割は本の解説や批評ではありません。
 心血注いで書かれた作家様や、その作品に対して命をかけ心中覚悟で
 批評する書評家の皆様にも失礼だと思います。」(第2図書係補佐)


ということで。この本をパクってな、この本をパクってな、
「自分の生活の傍らに、常の本と言う存在があるということ」を書こうと思ったのじゃ。





ということで、読書週間だから好きな本を紹介しようシリーズその1.
第1回はこちら。
「ヘッセの読書術」。

ヘッセの読書術
ヘッセの読書術
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ヘルマン ヘッセ
草思社
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ヘルマン・ヘッセ。
「車輪の下」「シッダールタ」「デミアン」「ガラス玉演戯」などで有名な、ドイツの詩人です。
日本だと「少年の日の思い出」とかが有名かしら。
「そうかそうか、つまりキミはそういう奴だったんだな」のアレです。

さて。
このヘルマンヘッセ。私、この人の顔が好きなんです。
すごく好き。

14歳の頃、難関といわれるマウルブロン神学校に入学。
しかし半年で脱走。その後、ピストルで自殺未遂。
精神病院に入れられ、両親に「こんなところおかしい、いっそのこと殺してくれ」と懇願の手紙を書く。
カンシュタットのギムナジウムに入学。その学校も退学。
本屋の店員になる。3日で脱走。
その後、様々な職を転々としながら作家として活動。
平和主義を唱えるも、祖国のドイツは世界第1次大戦真っ盛り。
ナチス政権から「時代にふさわしくない」とレッテルを貼られる。
重度の鬱病を繰り返し、大学おろか高校も卒業していないノーベル文学賞受賞者。

実は私、ヘッセのことは何も知らないんです。
「車輪の下」をざっとよんで「クソ暗い話だな」と思った程度。
今書いた半生も、wikiとか見ながら書いたの。かなり雑だから鵜呑みにしないでください。
ヘッセで読んだのは、この「ヘッセの読書術」と「少年の日の思い出」ぐらいなものです。

でもね。
壮絶、というかすっごい辛かったんだろうな、って言う人生だったって言うのが、
この人のエッセイや、小説の節々から、じわじわと感じ取れるんです。
ああ、この人、苦労したんだろうな。
きっと苦労したんだろう。私が認識している以上に苦労した人なんだろう。苦しんだ人なのだろう。

Hermann_Hesse_1946.jpg

それで。
なんでこんなに穏やかな顔してるんだよ。

なんで。
どうして。
何でこんな表情できるの。
何を悟ったの。
何を学んだの。
わからない。



ヘッセは読書家でした。
過去形は嫌だな。読書家なんです。

この本を読んだとき、私はすごいホッとしたのです。
すごい、なんだか、本を読むのも、悩むのも、
全部無駄じゃないって感じるコトが出来たのです。
陳腐な言い方をすれば、救われた。
この本を読んだとき、私は、なぜかヘッセさんから褒められた気がした。
大丈夫だよ、と言われた気がした。

カウンセラーのお姉さんからカウンセリングを受けるより。
へんな、本屋に売ってる自己啓発本を読むより。
友達から慰められるよりも。両親から諭されるよりも。

100年も前に生まれた、ある詩人の言葉を、身近に感じたのです。
救われたのです。
すごく安心した。

読み終わって、表紙を眺めたとき、私はびっくりした。
表紙のヘッセは、本に目を落しているものだとばっかり思っていたから。

違った。
ヘッセはこちらを見ていた。
私を見ていた。

ヘッセの読書術





第1回読書週間だから好きな本を紹介しようの回終わり。
ところで読書週間っていつまで?

え?冒頭の第2図書係補佐?
あとで書きます。「夜を乗り越える」でもいいかな。


それでは。
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