読書週間だから好きな本紹介するその2「終わりなき夜に生まれつく」


はひゃー、楽しいな、勝手に始めたこの企画。
夜寝る前に「アレ紹介したい」「コレ紹介したい」と布団の中でワクワクとしておりました。

と、いうコトで。
読書週間だから好きな本を紹介しようシリーズ。
第2回は「終わりなき夜に生まれつく」。




終りなき夜に生れつく (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
早川書房
売り上げランキング: 273,424


アガサ・クリスティが、自分で選んだベスト10の中に必ず入る作品ですが、
日本だと知名度あんまり無いんじゃないかな…。
推理小説なので、ネタバレはしない方向で行きます。
が、文庫本にも裏表紙にあらすじが載ってますし、あらすじを紹介するだけなら大丈夫でしょう。

推理小説です。
幸せの絶頂である、金持ちの新婚夫婦の、奥さんが乗馬中に亡くなる話です。
ただ、それだけ。
トリックも、ありきたり。
普通に考えれば、犯人の正体だが、誰だかすぐわかる。
動機だってありきたり。

前半はほとんど恋愛小説です。
二人が出合い、愛をはぐくみ、語り合い、家を買う。
周りに反対され、押し切り、結婚する。
そして、妻<<エリー>>が死ぬ。

ただ、それだけ。
だけど。
私は、アガサクリスティの作品の中で、一番好きです、この作品が。
本当に好き。もう。本当に好き。
新訳版の「真瀬もと」の解説も素晴らしい。ほんと好き。


Endless Night
Endless Night
posted with amazlet at 16.11.02
Agatha Christie
Harper
売り上げランキング: 79,814


あんまりにも好きすぎて、初めて英語で本を読みました。
新訳と、旧訳と、英語を、3冊並べて交互に並べて読む。
流石に全部は読めなかったけど、それでも最後のシーンだけは英語で読みました。

妻を失った、夫である主人公マイクの悲しみ。
この本はマイクの一人称視点でずっと描かれるのですが、
妻をその失った瞬間から、主人公は完全に正気を失います。
穏やかに、理性的に、悲しみ、静かに、ものすごく静かに、だけれども完全に正気を失います。
一見すると、正常に見えるはずです。
口調が変わるわけでも、いきなり笑い出すわけでもないからです。

彼は、静かに、悲しみ、後悔する。
静かに狂う。「狂う」という表現が適切でないぐらいに、狂う。
アガサ・クリスティは、本当にこの心理描写が上手です。

彼は見ます。
家の前の道で、妻の幻覚を見るのです。

「終わりなき夜」

「終わりなき夜なんだ」

「家の前に、エリーが立っていたんだよ。だけど、彼女は僕を見ることが出来ないんだ」

「彼女は僕を見ることが出来ないんだよ」






このお話は、同じ文で始まり、、そして終わります。
最初と最後の文が一緒なのです。


In my end is the beginning-
「我が終わりに始めあり」

that's shat people are always saying.
と、人はよくこういう。

But,what does it mean?
だけど、これは一体どういう意味なのだろう?

And just,where does my story begin?
そして、ぼくの物語は一体どこから始まるのだろう?

I must try and think...
よく考えるとしよう…。










それでは。
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