読書週間だから好きな本紹介するその7「アブダラと魔法の絨毯」



私は自他共に認めるロリコンショタコン子供好きですが、同時に児童文学が大好きです。
というか、そもそも海外ファンタジーが好きなのです。

王道で行くなら
指輪物語。ナルニア国物語。ゲド戦記、魔法使いクレストマンシーシリーズ、はてしない物語。

ちょっと最近(10年前前後)のものになるのなら、
ダレン・シャン。ライオン・ボーイ。ハリー・ポッター。
エラゴン、バーティミアス、デルトラクエスト。
全部面白くてワクワクする本ですよね。

近年は、ファンタジー小説がハリウッドなどで映画化されることがとても多くなっています。
前述したものは、特に王道モノは、ほとんど全部映像化されているでしょう。
最近はCGも美しく、まるで生きているかのような、本物のような映像、
カメラワーク、音楽、役者の演技とそろっておりますが、
それでもファンタジーの本を読む時の興奮には叶わないでしょう。
いや、映画には映画のよさがあるんですよ。でも、本とはまた全く違った別の良さなのです。

静かな図書館で、ホコリの香りがするハードカバーの本をそっと開き、
周りの音が消えうせ、現世から一切の情報が入らなくなり、
わくわくとページをめくり、本を読んでいる感覚がなくなるぐらいに没頭してしまって、
読み終わったとき、こっちの世界に返ってこられない、帰り道にふっとした瞬間にまたトリップしてしまう。
まるで「本」にさらわれてしまったかのような、あの感覚。
ああ、私は今まで、全く別の世界に行っていたのだ、と実感できるようなな、あの独特の感覚。
あれがわかる人間は幸せです。
誰に笑われても、誰に「頭おかしい」といわれても、蔑まれても、
あの感覚は私にとってとっても大事なものなのです。

いろんなファンタジーを読みましたが、
特に好きな作家は「ダイアナ・ウィン・ジョーンズ」。
その中でも、恐らく一番たくさん読んだのは「アブダラと魔法の絨毯」でしょう。


アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉
ダイアナ・ウィン ジョーンズ
徳間書店
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読書週間だから好きな本紹介するその7は、児童文学から。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「アブダラと魔法の絨毯」です。
宮崎駿にアニメ化された「ハウルの動く城」の原作、「魔法使いハウルと火の悪魔」の続編です。
さすがジブリというか、アニメハウルは、小説版のハウルとはまた違った魅力がすごくあります。

が、原作ハウルもすっごい好きです。
いま脳内再生して気づいたんですけど、あの原作小説、児童文学にもかかわらず、子供が全く出てこない。
いや、マイケルって言う15歳の弟子が出てきますけど、あくまで脇役。
原作だと、ソフィーの妹と恋仲だった気がする。

そんでもってハウルはアラサーですからね。

「10000日目」
「何が?」
「僕が生まれてからさ」


みたいな台詞があるので、
10000÷365で27歳前後でしょう。
んで、ヒロインのソフィーは90歳の老婆になります。

いや、なんだよこの児童文学作品。
「なんだよ」というのは、子供が出てこないのに、子供が読んでもめっちゃ面白いからです。


あ、「魔法使いハウルと火の悪魔」も好きなんですが、今回は「アブダラと魔法の絨毯」の紹介だった。
続編とはいっても、主人公が「アブダラ」という別のキャラクターになっています。アラブ系の商人です。
ヒロインも「夜咲花」というアラブ系のお姫様。めっちゃかわいい。そして上品で賢い。
この二人がメインで、途中でソフィーも合流して、踏んだり蹴ったりの冒険を繰り広げるわけですが…。

そして、後半になるとハウルが姿を現します。
最後のシーンは、本当にカッコいい。
アブダラに「内心ぶるぶる震えてるに違いないな」と見透かされていますが、
それでもハウルがハウルのまますっごいかっこいい。
よく覚えています。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズは、
「指輪物語」のJ・R・R・トールキンに師事した、まぁなんていうか、
王道ファンタジー大大大先生の弟子の大大先生みたいな方です。
この人が書いた「ファンタジーを書く」はすごい勉強になりました。
(ただ、トールキンは大学で講義をしていたのにもかかわらず、教える気があんまりなかったみたいですが)

そして、2011年に死去。
つい、この前まで生きていらっしゃったのです。
それを知ったのは、つい先日のことでした。

私にとって「本の作者」とは遠い遠い世界の人間であって、
それが英国の人間だったりすればなおさらです。
ぶっちゃけた話、手元の本の作者が生きていたとしても、死んでいたとしても、私には全く関係がありません。
でも、……ものすごくショックです。
なくなられたのか。76歳か………。

さて。
今、手元にハウルの動く城3「チャーメインと魔法の家」があります。ハウルシリーズの、最後の作品です。
実はまだ手がつけられていません。
「面白くなかったらどうしよう」と恐ろしいのです。
いえ、きっと本は面白いのです。
だけど、「私自身」が初読のときとは、だいぶ変化しました。
あの時みたいに、何度も繰り返し読んだ時みたいに、私は楽しめるのでしょうか?
恐ろしいのです。こんなこと初めてです。


…まぁダイアナウィンジョーンズだから、面白いに決まってはいるんでしょうが。
それでも。
本の面白さというのは、受け手の精神コンディションによって変わってしまいますから。


それでは。




P.S
この文を書き終わった後に読み始めました。
心配は無用だった用です。

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