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流れよ我が涙、と魔法使いは言った。


20171205200008.png

心臓からちぎりとられた破片がまだそこにあるの。
心臓のかけら。癒えることのない傷口。
そうしてもし、一生のうち何度も何度もそう言うことが起きれば、
心臓はたまらなくなってついに逃げ出すわ。

するともう悲しみを感じることができなくなる。
そして自分自身もいつ死んでもいいと思うようになるの。

(フィリップ・K・ディック「流れよ我が涙、と警官は言った」より)




ということで、公開です。
プレイ時間は3時間ぐらい。

見ての通り、ウィザードリィ、
とくに外伝1の女王の受難のオマージュが非常に多いです。

タイトルはフィリップKディックの
「流れよ我が涙、と警官は言った」のオマージュ。

さらに、タイトル画面はその小説の元ネタの
「涙のパヴァーヌ」の音楽となっております。

歌詞と和訳はこんな感じ。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~lyricssongs/TEXT/S6258.htm

(ちなみにこのページの訳者の藤井宏行さんは、
 ユーラルームのときにもだいぶ参考にさせてもらった人だから不思議なご縁でもある)




「つづきから」でネタバレ(?)とあとがき。




どんなあとがきを書くか、
ゲームを作っている最中からずっと考えておりました。
そして、あの時、私はどうするべきだったのかを、ずっと考えてきました。

私は恐らく、怒るべきだったのです。
恥も外聞もなく。口汚く罵り。わめき散らし。
怒るべきだったのです。だけど、私にはそれが出来なかった。

この世には「怒らないことは美学」なんてものがありますが、そんなのは美学でも何でもありません。
心の底から怒りが沸いたことのない人が言う、空虚な言葉です。
人間は、怒るときには怒らなければならないのです。
『怒り』に、変に蓋をして、それを心の奥底にとどめておくと、
それは、憎しみへと、悪意へと変化してしまう。

悪意と憎しみに飲まれた私は、
結局何もすることは出来ませんでした。
周りの人間は、私がここまで怒り心頭、憎しみを抱いていることはわからなかったでしょう。
私が後悔していることは1つだけ、
もっと怒ればよかった、ただそれだけです。

ローゼは憎しみと悪意の果てに、結局ああなりましたが、
ランタナは、話すことで憎しみを消化しました。
私はこの話を書くことによって、この憎しみを消化します。


ああ、すっきりとした。

どんなに辛くても、苦しくても、悲しくても、
生きなくてはなりません。


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